6.30.2012

鋲ジャン

ある日PARADOXヒロットンから


『鋲ジャン作りたいからベースにする用の革ジャンが欲しい』


ってことでこれを作製したのが去年の夏くらい。


まっさらな状態で渡して、ヒロットン自身でカスタム。
どんな仕上がりになるのか楽しみにしていたのですが、
ようやく完成したとのとこで、画像が届きました。
CRAFTHOUGHTxPARADOX
BEFORE-AFTER!

 完成当初はこれ。ブルー×蛍光グリーン。
こんな配色の革ジャンは他に存在しない。

 つい先日の展示会でも飾っていた時はこれ。この時点でもかなり重かった。

 
完成。RAD!!!2500発だそうで。

自分が創ったものに人の手が加わってまた新たなものになるというのは
今までにはなかったので、すごく面白かった。
鋲ジャンに書くバンド名といえばこれ!というような枠にはまらず、
(鋲ジャンといえばdischargeという感じで、これ書いとけば間違いないっしょ、
これ書いとけば渋いっしょ?的な上っ面だけの鋲ジャンとは似て非なる物)
個人的にはかなりオリジナリティ溢れる鋲ジャンだと思います。
どこで着てても目立つこと間違い無しだ。

そこで先日これを着たヒロットンと用があってとある洋服屋に行った時
PUNK,HARDCORE等とは縁もゆかりもないお店だったのだが、
そこの店員の人にこの鋲ジャンがやたらかっこいい、と言われていた。
何気なく持っていたその店員さんの携帯ケースには、鋲がぎっしり打ってあり
恐らくスタッズ=PUNKでは無く、鋲ジャンもファッションアイテム
という認識なのかも知れない。純粋にかっこいいと思われたのであれば
それはそれで全然喜ばしいことではあるが。
しかしそこで昨今のパンクファッション、スタッズブームはまだ過ぎ去っていないのか
という思いと同時にブームはいずれ過ぎ去り、高値で販売されている既製品の鋲ジャンや
クラストパンツ等をファッションで買った人達も、後に着なくなり
ブランド古着屋等に鋲ジャン・クラストパンツ等が並ぶ日も近いな、
と容易に想像できてしまう。
そうなってしまった時この鋲ジャンを目にしたら
『あーいうの昔流行ってたね』『1年前くらい着てたけど久々に見たー』
『まだああいうの着てる人いるんだな』
といった具合に、自称最先端のファッション好きの人々に言われる所まで
今では想像できてしまいそうだ。
(ボロパン,クラストパンツも同じような見解ですが、
長くなってしまったのでまた機会があれば書きます)


ま、そんな時でも缶ビールとデッキ片手に、
ヒロットンは何気なくこれを着ている、
と思う。

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